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Q2:全身麻酔をしないと、胃カメラは苦しいのではないですか?

[2019.06.26]

Q2:全身麻酔をしないと、胃カメラは苦しいのではないですか?

A:胃カメラが苦しいと言われる場合、カメラがのど(舌の奥)に当たって、オエッとなる嘔吐反射を起こすことが大部分だと思います。それをカモフラージュするために、意識が遠くなるような鎮静薬を静脈に注射しているのです。

普通の胃カメラの太さは8.9mmから10.2mmです。当院で使う経鼻内視鏡の太さは5.9mmであり、同じ会社の普通の胃カメラ(経口内視鏡)の太さ9.4mmと比べて、太さは63%です。断面積では更に小さくなり、39%と100の太さが6割引き(?)の4割以下となるのです。細いカメラの方が苦しくなさそうだということがお分かりいただけるのではないでしょうか。

さらに鼻からのどを通って細いカメラを入れた場合、カメラがのど(舌の奥)に当たりにくいので、オエッなることが少ないのです(皆無ではありませんが...)。

細いとはいえチューブがのどを通るので、違和感がないとは言えません。何ともないと聞いたから全く感じないのかと思ったという感想もいただきましたが、空気が通るわけではないので多少の違和感はあります。それでも細いカメラを使って、鼻から胃カメラを行う方法は、全身麻酔を使わなくても5分で胃カメラは終了します。あとは患者さまと医師や看護師さんとの相性でしょうか?

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