医者を選ぶ...ということ。
その方にはかかりつけの医師(担当医)がいて、先月とか先週などに定期的な診察を受けています。
それなのに、初対面の私がたまたま当番で診察したとき、「実は1か月前前から、ここが痛い、あそこも都合が悪い」と言われることがあります。
なぜ、いつも診察してもらっている先生に相談しないのか?と尋ねると、お忙しそうだったからとか、こわくて言い出せなかったと言われることもしばしばです。
また「あの先生には血圧の薬をもらっているだけだから」とか、「あの先生は心臓の専門だから」と言われる一方で、私にはよろず相談的な訴えをなさる方もおられます。
内科に限らせていただくなら、専門であるかないかは問題ではないと私は考えます。
いろいろなことを相談できる医師をみつけてください。気の合う医師を選んでください。
ただし「あの先生は自分の言うことをしてくれないから」とか、「あの先生から一度もらった薬が効かなかったから」とかいった理由で、ひんぱんに病院、クリニックをかえること(いわゆるドクターショッピング)はおすすめできません。
あくまで、かかりつけの先生によく相談してください。それでも納得できないようならば、気の合う医師を選べば良いと思います。
お互いに良いコミュニケーションを保つことが、皆さまにとってもより良い医療を受けられることにつながる、と私は考えています。